U子からの電話―――③「旦那にやられて、欲しくなって、我慢してたんだ」
「ちがうって言ったじゃない」
「じゃ、いつから欲しくなったの?」
「・・・会った日の夜・・」
「僕の足りなかった?」
男が問いかける
「ちがう・・満足したけど・・」
「けど?」
「寝る時に・・色々思い出して・・」
「濡らしたの?」
男の質問はU子の羞恥を刺激する
「言わないで・・またしたくなるからっ・・」
乾き掛けたU子の秘穴は男の言葉に反応する
「底なしだね」
「やめて・・お願い・・」
「じゃ、正直に答えたら許してあげる」
「なに?」
「旦那にされてる時に、僕を思い出した?」
遠慮の無い男の問いかけ
「うん」
「どんな風に?」
「ちがうなって」
「何がちがったの」
・・・・言葉遣い・・愛撫の仕方・・時間・・突き刺さり方・・秘肉の中での動き・・
恥じらいながらも素直に答えるU子
「後は?」
「・・回数・・・」
「1回じゃ満足出来ない様になったのかな?」
「・・うん・・・」
「でも、前は旦那のやり方で満足してたんでしょ?」
男の質問は夫婦の間に遠慮無く入り込む
「そうだけど・・」
「開発された?」
「たぶん・・・」
「誰に?」
「・・・あなた・・」
「ありがとう・・嬉しいよ」
微笑みながら、男が言葉を返す
「困ったね 旦那にされて満足出来ない体になったら、旦那とした後からだもてあますね」
「・・かもしれない・・困る・・」
素直に答えるU子
「でも、拒否しちゃダメだよ、疑われるから・・」
「やっぱり?」
「今まで、拒否してたんだったら良いけど、してないよね?」
「うん。」
「じゃ、しないとね・・でも、したらご褒美あげるから我慢しなさい」
「え、ご褒美って?」
「電話でもいっぱいするし、会った時はコレでもかってほどしてあげる、ダメ?」
「ダメじゃ無い」
U子の声が弾んでいるように聞こえる
「所で、DVD見た?」
男が話題を変える
「みたよ・・子供と一緒に見たけど、面白いね」
「どれぐらい見たの?」
「六話ぐらいまで・・子供もはまってる」
「よかった・・」
男とU子は甲殻機動隊の話題で盛り上がり、話しながら服装を戻すU子、火照りはすっかり消えた
「これから、お母さんの事少佐って呼んでって言ったら、あきれられた」
男も笑い、U子も笑う
「トイレ行きたい」
U子は唐突に言った
「いいよ。でも、音を聞かせなさい」
「えっ」
「めいれい」
笑いながらの男の言葉
「わかった」
答えたU子は立ち上がり、受話器をもったままトイレに向かう
スカートをまくり、ショーツを下ろすと
「するね」
「じゃ、受話器近づけて」
めいれいに従うU子 まもなくジョボジョボと尿の音が響く
「もしもし、聞こえた?」U子の声が尿の終わりを告げる
「聞こえたよ・・男に音聞かせるってどんな感じ?」
「不思議な感じ」
「やじゃ無い?」
「うん・・」
「聞いてたら、立ってきちゃった」
「やめてよ・・」
男の言葉に困惑しながら応えるU子
「U子は変化無い?」
「・・少し濡れてると思う・・」
恥じらいながら答えるU子
「そうする?」
「どうしよう・・・」
「次回までとっておく」
U子欲を放置する言葉で答える男
「え・・」明らかに不満げなU子の答え
「ところでお腹すかない?」
「すいた」
U子は軽く体に熱を帯びているが、食欲を感じる余裕があった
「もう、一時・・ご飯食べて、仕事しないと」
「そうだね」
男の現実を受け入れるU子の答え
「次会える日は、まだはわかんないよね」
男が問いかける
「うん、色々有りそうだから、まだ、はっきりしない」
「じゃ、時間空いたら電話して。いなかったら携帯鳴らしてもいいから」
「わかった、また、電話する」
「好きだよ・・U子」
「あたしも・・」
男の言葉が嬉しく思ったが、U子は自分から電話を切った。
受話器を置いて、自分の秘肉・・陰核を刺激するU子
声を抑えながら、軽く上り、薄い欲望を消そうとしたU子の指
男の言うとおり【我慢が出来ない女】だと自覚した
火が消えないU子の体。
三日後・・家族が家を出るのを待って、U子は受話器を握った